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老人天国

 この4月から、後期高齢者医療制度がスタートしました。75歳以上のお年寄りを対象に独立した医療制度を設けるもので、保険料が年金から天引きされるのが大きな特徴でしょうか。ちなみに保険料は、国民年金受給者で月2,000円程度、厚生年金受給者で月6,000円程度だそうです。

 ここで、後期高齢者医療制度は置いといて、年金の話を。日本には大きくわけて3つの年金制度があります。制度ができた順に、公務員などが加入する共済年金。サラリーマンなどが加入する厚生年金。そして、そのほかの人たちが加入するのが国民年金です。

 で、問題となるのが国民年金。この制度は、昭和36年、当時年金制度がなかった自営業者や農家の人たち(自民党の支持母体ですね)にも老後の生活保障をということでスタートしました。開始当時の保険料は月100円で、徐々に保険料は引き上げられて、現在は月1万4,420円です。

 さて、では後期高齢者医療制度の対象になった75歳の人たちに焦点を当ててみます。国民年金の制度がスタートしてから60歳になるまでに支払った保険料は、約140万円です。で、この人たちが現在受け取っている年金が、年間79万2,000円。2年で元がとれますね。すばらしい制度です。

 ちなみに、自営業者らを対象にした国民年金制度は、年金財政の悪化を理由に、昭和61年、厚生年金、共済年金と一部(いわゆる1階部分)が統合されました。これが現在の国民年金です。すなわち、140万円の保険料で悠々自適の生活を送っている高齢者たちの生活を支えているのがわたしたちサラリーマンの保険料なんです。

 ニュース番組では、年金生活をしている高齢者が悲鳴の声をあげている模様が映されてます。後期高齢者医療制度は、かなり悪者扱いされているわけですが、果たして、本当にそうなのでしょうか?2,000円の保険料ぐらい払ってよと思う今日この頃。なんだか腑に落ちないので記事にしてみました。

 

 

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